ベー・チェチョル(テノール/韓国)
ベー・チェチョル(テノール/韓国)2月25日

右側の声帯が完全に麻痺した状態で歌っている、世界でもただ一人のテノール歌手。漢陽大学(ソウル)卒業、ヴェルディ音楽院(イタリア)修了後、ヨーロッパ各地のコンクールにて優勝を重ねデビュー。ヨーロッパの主要歌劇場にて主役を演じ、「アジアのオペラ史上最高のテノール」と称されたが、2005年甲状腺ガンに襲われ、声帯および横隔膜の神経を切断、歌声と共に右側の肺の機能を失う。その後、京都にて声帯機能回復手術を受け、厳しいリハビリを経て、08年奇跡ともいえる舞台復帰を果たした。以降医学の常識を超える驚異的な回復を遂げ、日韓両国で演奏活動を展開。苦難を越えて響くその歌は「奇跡の歌声」と呼ばれ、聴衆の魂に届く深い感動を与え続けている。